つまり平日のワイは社畜役

shueisha.online
数字だけ切り取って判断するのはなかなか痛いな。「45kgはデブ」みたいなことを言う奴らと何も変わらん。
ロリータは若い子が着るべきだと思う人は一定数いると思うけど、街中でそういうファッションを見ていて、時折「ちゃんと化粧しろ」「髪型も整えろ」「靴を手抜きすな」……などと思うことがあります。で、そういう妥協ロリータをしている子は大体若いです。お金がないとかいう事情もあるのかもしれないけど、ロリータは全てを整えないと完成しないファッションだと思います。ある意味難しいファッションだと思うな。若い方が良いのかもしれないけど、若さだけでどうとでもなるファッションでもない。
年齢的にはいいお年かもしれないけど、青木さんのロリータについて嫌な感じがしないのは、ロリータとしてすべて整っているからだと思います。モデルやってんだから当たり前だよなぁ?ってのはあるかもしれないけど、20代だろうが40だろうが、頭のてっぺんからつま先まで身だしなみをきちんと整えていれば何とも思わないんじゃないかな。もしおばあちゃんがバリバリのロリータの格好しているの見たら「品があってええなぁ」と思うと思うよワイは。まぁ「女子」と「おばあちゃん」の中間の年齢の女性に注がれる視線って何かと厳しいと思いますが。私も思いっきり該当するが。
いつだったか、池袋某所でセーラー服を着たおじさんを見かけたんだけど、私は「おじさんがセーラー服着てる」よりも先に「片方のソックスめっちゃずり落ちてるで…」というほうが気になってしまったな。まぁ、そういうことっすよ。


でもこの記事、ここだけが納得できないな。

コスプレはキャラクターになりきるためのもので、ロリータは自分自身のファッション表現。

ロリータが世間一般にファッションと認められがたいのに対し抗いたいんだろうなぁってのは何となくわかりますが、私は「ファッションはコスプレであり、コスプレはファッション」だと思っています。
ギャルの格好をしている子は「ギャルのコスプレをしている」、スーツを着ていれば「サラリーマンのコスプレをしている」、K-POPのアイドルっぽい恰好をしている子どもは「アイドルみてえなコスプレをしている」と見ています。今私が書いた文章のうち「コスプレ」を「ファッション」に置換しても、あまり意味合いは変わらないと思います。
コスプレだって、何かのモチーフがあるにせよ自分自身をモデルにした、自分なりの自己表現になりますから、そういうファッションとも言えると思うんですよね。ハレの日に特別な格好をして楽しむ。これはファッションにもコスプレにも等しく言えることじゃないかな。
それに「キャラクター」って、絵やCGの存在って意味だけじゃなくて、役みたいなニュアンスもあると思うんスよね私は。だから仕事に行く時はスーツ着て「サラリーマン役のBladeCatcher」に切り替えて出掛ける、みたいな感じ。だからね、これらの言葉の意味は全然違うよみたいな主張は、やめた方がいい気がするな。
っていうかこの辺の文章何回か書き直したけど、私の語彙力ではどう書いても、ファッションとコスプレの区別ができねえんですよ……だからやっぱ、同じなんだよ。「自分が着たい服を着て自分を主張する」どっちもこの点では同じでしょ?好きでスーツ着て好きに会社行ってるわけじゃないってのは……まぁ。


こんな話が出てきてしまうのは、多様性だの何だの言ってる世の中のくせに「40歳はロリータを着るべきではない」だの「40歳はこういう服を着るべき」だのな話が出てきてしまうからです。
「人それぞれ好みはあるだろうが、誰が何着たっていいじゃん」だって多様性なわけよ。だからワイは今でも中学のジャージを着ている(爆)だって丈夫だし洗濯してもすぐ乾くし…